アナタがこれから学生を卒業し、社会人になってコンサルタントとして活躍していく上で必要な考え方があります。
それが「ベターを取る」という事です。
今回はこの考えを深堀りしていきます。
アナタは社会人として生きていく中で学生時代より一気に増える事があります。
何でしょう?
ストレスですか?
それもそう笑
答えを言うと「意思決定」です。
学生時代と違ってアスファルトジャングルには「明確な答え」がないです。
言わば攻略本がないです。
それは誰もが同じで、大手企業の社長だって攻略本がない中で手探りの中アスファルトジャングルを探検しています。
ですから上司の言う事も答えではなく、ヒントでしか無い。
そのヒントを元に自分なりに答えを探しに行くんです。
(上司の言うことを答えと思って何も考えずに行動しないでね)
そんな中、多くの「分かれ道」が出てくるんですね。
でも、当然ながら「誰もが進むベストな道」って無いんです。
どうするか。
多くの方がそこで足が止まってしまいます。
「ベストがなければバットしかない」という発想になるんです。
これが思考の罠。
二元論って知っていますか?
「物事は背反するまたは二つからなる区分に分けられる」という考え方です。
正義か悪、白と黒、男と女・・・。
この発想はとても危険です。
物事を明確に分類したがるのが人間ですが、森羅万象そう甘くはない。
水を等分に切れないように、物事を2つに綺麗に切り分けるなんて出来ません。
極端な話、正義の反対は悪ではなくもう一つの正義だし、白と黒の間にグレーがあるし、男と女の間にニューハーフがいます。
そんな中でベストを取ろうと思うと何も出来なくなってしまいます。
どうするか。
ベターを取るんです。
「ベストが取れないからバットしかない」のではなく「ベストが取れないならベターを探す」んです。
2つの分かれ道しかなくて、ベストな道が塞がれたなら、諦めるのではなく、2つの道の間にある獣道を進むんです。
この考え方は弁証法やラテラルシンキングの発想と近いかもしれないですね。
弁証法は簡単に言えば「考えると足が止まる、でも走らないといけない。じゃあ”走りながら考える”」という発想ですね。(極端すぎ?笑)
矛盾を超えるみたいな発想です。
ラテラルシンキングについては過去の記事を参考にしてください。
まとめますと、ビジネスにおいては解はなく、ベストを取る事もなかなか難しいケースが多い、その場合はバッドを取るのではなく、ベターを探す事が重要だという事です。
今回はちょっと抽象的だったかな・・・。
ともあれ、この発想をしっかり持って欲しいなと思います。
ファイト!