アナタがこれから学生を卒業し、社会人になってコンサルタントとして活躍していく上で必要な考え方があります。
それが「物事を大局的に捉える」という事です。
今回はこの考えを深堀りしていきます。
アナタはこの言葉を知っていますか?
「木を見て森を見ず」
そのままですね。
「木を見て森を見ず」は目の前にあることしか見えていない、周りのことが見えていないことを表す場合に使います。
ビジネスシーンにおいては、自分の目先の利益にとらわれすぎて、会社の方向性などを見失っている場合に使われます。
この考え方ってとても大事です。
ボクは木を見る事を「近視眼的」、森を見る事を「大局的」と言っているのですが、多くのビジネスパーソンは近視眼的な視野に陥っています。
これってコンサルタントとしては致命的なんです。
なぜか分かりますか?
クライアントの経営者と話が合わなくなるんです。
クライアントの経営者は当然ながら会社を森という観点で見ています。
そんな中コンサルタントが木を見ていればもう話が噛み合わないです。
端的に言えば、クライアントが売上という指標を見ているのに、コンサルタントが資料請求の数のような指標を見ていたら、もう噛み合わないですよね。
日本経済の話をしているのに商店街に人が増えた!みたいな事で喜んでいるようなものです。
ですから経営コンサルタントとして活躍するならなおさら、大局的にものを見ましょう。
ちなみにコンサルタントの業界で「コンサルタントは俯瞰が必要」「コンサルタントはレイアを上げるべき」という話をよく聞くようになると思いますが、同じです。
俯瞰&レイアを上げる=大局的なものの見方です。
ですからボクにとっての「経営コンサルタント」というのは大局的に「売上」という指標を経営者と共に出来る唯一無二のコンサルタント職なんです。
WEBコンサルタントやシステムコンサルタントやSNSコンサルタントやマーケティングコンサルタント・・・。
彼らは部分的な指標を見るコンサルタントなのでクライアントの経営者とは視点が合わないから話が合わないんです。(素晴らしい職種ですがあくまで視点が違うという意味)
一方で経営コンサルタントはクライアントの経営者と同じ視点で「PL(損益計算書)」を改善するコンサルタントという位置付け。
経営コンサルタントは唯一無二。
ここにこだわりを持ってください。
物事を大局的に捉える事の重要性はこれだけでは有りません。
以前時流を読むという事を伝えましたが、時流を読む上でも大局的な捉え方が大事だと思っています。
大局的に文明を理解する事でその延長線上に時流が見えてくるんじゃないかって思うんですよね。
コチラはそういった意味合いで作ったオリジナルの文明史です。
7ページに文明をまとめる点でいかに大局的な捉え方をしているかお分かりかと思います笑
ちなみに人類史を5つに分けています。初めは興りの時代、その次は宗教の時代、そして商業の時代、そして産業の時代、そして情報の時代ですね。
この捉え方の先に時流を発見できるようになればいいのですが、今の所情報の時代の次の時代はほぼ白紙です。
じっくり時間をかけて作っていこうと思っています。
長くなりましたが、ともあれ物事を大局的に捉えるようになってくださいね。
ファイト!