アナタがこれから学生を卒業し、社会人になってコンサルタントとして活躍していく上で必要な考え方があります。
それが「プロジェクトゴールを意識する」という事です。
今回はこの考えを深堀りしていきます。
アナタは経営コンサルティングのキャリアを進むのですが、その上で重要な視点が一つあります。
それは「プロジェクトゴールを意識する」事です。
以前お伝えした「目的・ゴールの重要性」を踏まえて読み進めてください。
アナタ(アナタだけではありませんが、多くのコンサルタント)はゴールへの意識が少しズレる傾向にあります。
例えばアナタはマーケティング強化やセールス強化によってトップライン(売上や利益)を上げるプロジェクトを多く実施するのですが、その際にマーケティング強化やセールス強化がプロジェクトの目的になってしまうのです。
マーケティングやセールスは単なる機能であり、その先に事業があります。事業の視点であるトップラインの改善を意識する事がプロジェクト成功にとって非常に重要になります。
もちろん新たな仕組みなどをクライアント先にインストールすればその場では喜んで頂けますが、やはり長期的に満足頂くには成果を出す事以外にはありえないと思います。
こういった「手段の目的化」は実はアナタだけではなく今も多くの会社で起こっていると思います。
プロジェクトにおいて手段の目的化が起こってしまうと致命傷ですよね。
それでは対処法をお伝えするのでここから先はアナタがプロジェクトリーダーになったと想定して読み進めてください。
まず大事な点は「プロジェクトオーナーとのコミュニケーション」です。
単なるコミュニケーションではなく、「プロジェクトのオーナー」と「売上などのKGI(最終的なゴール指標)についてのすり合わせ」を行うという事ですね。
プロジェクトオーナーはそのプロジェクトに投資をしている方ですから、先の事例で言えばクライアントですし、一般的な事例で言えば上長にあたりますかね。
そのオーナーと最低月1回、数値に関するやり取りを行います。
進め方も①目標であるKGI②現状の数値③ギャップを生んでいる要因④要因に向けた対策の順でコミュニケーションを取る事が重要です。
この点を意識して社内外のプロジェクトを進めていってくださいね。
ファイト!