メッセージ

社会人歴15年目の自分(ボク)が社会人1年目の自分(アナタ)へ送るメッセージ

得手に帆を上げなさい

アナタがこれから学生を卒業し、社会人になってコンサルタントとして活躍していく上で必要な考え方があります。

 

それが「得手に帆を上げる」という事です。

 

今回はこの考えを深堀りしていきます。

 

アナタはこれから社会人として様々な人とお会いする訳ですが、ここで残念なお知らせです。

 

アナタが想像している以上に「優秀な人」が多数存在します。

 

ベジータが最強と思っていたがフリーザがさらに圧倒的だった、という挫折感を味わいます。

 

中でもアナタの師匠になる上司(前職コンサル会社の現社長)はアナタの数倍頭がいいです。

 

人生で見たことがないくらいに。

 

ただ、その中でどうするか。

 

大事なのは「負けない領域を作る事」です。

 

ここで頭の良さで勝負しようとしてはいけません。

 

勝てないから。

 

ただ、アナタにも上司に勝っている要素はあります。

 

具体的に言えば①マーケティングと②志あたりでしょうか。

 

ここはアナタはその尊敬する上司よりも勝っていると思います。(多分・・・)

 

人生は1回ですから苦手分野に特化しても報われるまでに時間がかかります。

 

だからこそ、得手に帆を上げてビジネスの高みに進んでください。

 

ちなみにアメリカと日本の教育方針の違いってご存知ですか?

 

補講を行う時、アメリカは得意分野を補講しますが日本は苦手分野を補講します。

 

実際に高校の時赤点科目に補講がありましたよね?

 

確かにこの発想は大事なのですが、やはりビジネスで高みを目指すには人生は短すぎる。

 

あと、もうひとつ大事なことがあるとすれば得手においては「需要」「交換不可能性」を意識してほしいです。

 

どうせ帆を上げるなら「①世の中に価値(ニーズ)があるところに」「②代わりが効かないレベルで」上げてほしいです。

 

世の中に価値がないことを突き詰めてもそれは独りよがりですし、ベストとは言えません。

 

プロとアマチュアの違いは「それによりお金を頂けるか」ですが、やはりニーズがなければお金は頂けません。

 

つまりプロになれません。

 

それは残念ながら片落ちですよね。

 

また、代わりが効くレベルだとそれはそれで中途半端です。

 

特にこれだけ世の中の流れが早いと自分の能力がすぐに使い物にならなくなる事ってあると思うので気をつけましょう。

 

アナタは「生き字引」という言葉をご存知ですか?

 

生き字引(いきじびき)の意味 - goo国語辞書

 

子供の頃って「この人は生き字引だ〜」って畏敬の念を込めてよく使われていた気がするんです。

 

今は全く使われないです。

 

もはや死語です。

 

なぜか。

 

言うまでもなくインターネットの台頭ですよね。

 

ネットで調べたら情報ってたくさん出てくるから、生き字引の価値がなくなったんですよね。

 

だから強みが世の中に求められてるかどうかは常に確認しないと取り残されてしまう。

 

以上をまとめると「①世の中に価値(ニーズ)があるところに」「②代わりが効かないレベルで」「得手に帆を上げる」。そして③それが陳腐化していないか常に確認する、という事です。

 

今の時代、事を成し遂げるのはゼネラリストではなく①〜③を押さえたスペシャリストです。

 

ではどうやって強みを作るのでしょうか。

 

それは「好きを極める」。

 

これに尽きます。

 

アナタの強みは何でしょう?

 

実績を踏まえると「マーケティング」です。

 

ではなぜマーケティングが強みになったかをお伝えします。

 

アナタは大学の頃、アフィリエイトをしていましたね。

 

運良く他の学生の何倍も稼ぐことが出来ていたと思いますが、実はまさにアフィリエイトがマーケティングそのものだったんですね。

 

だから強みになった?

 

実はそうです。

 

社会人1年目って皆が同じスタートラインです。

 

皆が一斉にマナー研修などで基礎から学ぶのであまり学歴とかキャリアって関係ないです。

 

ポイントは「その1年目でアドバンテージを持っている事が強みになり得る」という事。

 

アナタはたまたまマーケティングの経験者だったので他の同期よりマーケティングで評価されました。

 

アナタに才能がある訳ではなく、周りが0だから0.1でも評価されるのです。

 

するとどうなるか?

 

正循環が出来上がります。

 

①周りより(少しだけ)優位→②仕事を任される→③評価される→④自信がつく→⑤強みになる、という循環ですね。

 

あるデータに早生まれはスポーツで活躍しやすいというものがあります。

 

単純に早生まれは子供の頃、周りより体格が出来上がっているので試合に出る回数が多く、結果的に成長するという考え方ですね。

 

まさに上記の正循環をたどっています。

 

だから「何かを始めるタイミングは周りよりも少しでも優位な部分を作りなさい。」というメッセージなのですが、ここではさらに大事な事を伝えます。

 

「”好き”を大事にしなさい」という事です。

 

正循環はうまく行けばキャリアの中で何度も循環し成長を続けるのですが、いつか限界が来ます。

 

この分岐点が「好きかどうか」です。

 

どんなに得意な事でも好きじゃなくなったらこの循環は止まります。

 

習い事とかでも最初は楽しかったけど矯正され続けると嫌になる事ってありますよね。

 

だから単なる得意分野というだけでなく今の分野が「好き」かどうかを自分に常に問いかけてください。

 

得意分野っていう考え方をもっと広げて自分の仕事の分野、すなわち事業ドメインで考えても同じです。

 

事業ドメインとは不動産屋なら不動産、居酒屋なら飲食という分野の事ですね。

 

人生の半分は仕事なので事業ドメインが好きかどうかってかなり人生の充実度と相関します。

 

自分が命を捧げる事業ドメインが果たして事業ドメインは一生やり続けるほど愛せるか、を自問してください。

(発展性があるかなどの観点もありますが)

 

アナタであればコンサルティングやマーケティング、ITあたりでしょうか?

 

答えがYESならアナタは「人生の半分が楽しい未来」が待っています。

 

今の仕事、あるいは今の事業ドメインをアナタは好きかどうか。

 

これを考える事が大事です。

 

ちなみに当然ながら決めるのが早ければ早いほど優位ですね。

 

スポーツ選手はまさに自分の人生ドメインを早期に決め一点集中しています。

 

だから優秀なんですよね。

 

一生愛せるドメインを早期に見つける。

 

その為に”好き”を大事にしてくださいね。

 

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