アナタがこれから学生を卒業し、社会人になってコンサルタントとして活躍していく上で必要な考え方があります。
それが「多様化を受け入れる」という事です。
今回はこの考えを深堀りしていきます。
ボクの時代とアナタの時代では大きな変化があります。
それは「多様化」です。
多様化とは「様式や傾向などが、多くの種類に分かれること」を指します。
この多様化が一気に強くなります。
理由は2つ。
①グローバル化
②価値観の受け入れ
まずひとつ目ですが、グローバル化により国と国の制約が著しくなくなります。
ここには移民の問題など様々な理由はあるのですが、結果的に民族的多様性が単一民族の日本においても色濃くなります。
例えば昔は小学校の同学年に外国の方がいれば珍しかったですが、今は当たり前。
白人・黒人様々な方がいて当たり前の時代になっています。
二つ目の価値観の受け入れ。
これは少数派と言われる方々が様々な方面で人権を勝ち取るという事です。
例えば、ボクの時代ではLGBTという言葉が盛り上がりを見せます。
要は性的マイノリティの人権を守ろうという考え方ですね。
アタナの時代にもパラリンピックという行事がありますが、あれも同じです。
その動きが活発になります。
多様性の言葉のもと、太ったモデルとか出てくるのでびっくりですよ。
ちなみにここの理解としては「マイノリティが増えた」のではなく「マイノリティが許され始めた」という捉え方が大事です。
今までいたけど抑圧されていたんです。
実は日本ってそういう意味ではかなり多様な国になりつつあります。
少子高齢化がこれからも進みますが、少子化 ・高齢化 ・単身世帯の増加・生涯未婚率の上昇・離婚率の上昇・都市と地方の格差の拡大などが合わさって 、日本はかなり多様な国になるんじゃないかな。
ちなみにボク自身はマイノリティの方々を崇拝しているのでこの動きは大いに賛成です。
詳しくはこちらの記事を参照ください。
これは以前にも話をした国是が変わっているという事と同じですね。
この2つを踏まえて多様性を定義すると「マイノリティ自体が権利を持って堂々と生きていける時代」という「国是」が適切かもしれません。
で、結果どうなるかという事ですが、「ビジネスにおいて細分化されたマーケットを狙う」重要性が増してきているという事です。
かつてはマスマーケティングという一辺倒なマーケティングが主流でしたが、今は上記の理由で市場が細分化されています。(市場の多様化)
専門的な言葉でセグメンテーションマーケティング(さらに細分化される事をワントゥワンマーケティング)といいますが、この考えが非常に重要になります。
この市場の多様化に沿ったようにビジネスのあり方も多様化するんです。
まずは、技術革新によって小ロット型の生産・販売が可能になりました。
詳細は下記の記事を参照ください。
また、AIによってレコメンドが発達するという見方もできます。
一人ひとりに対してAmazonがお勧めの書籍を紹介してくれますが、これぞまさに多様性を受け入れたマーケティングですよね。
以前世の中のデータ化の話をしましたが、同じ事です。
顧客の行動データを獲得した企業が、データ活用に基づいてレコメンデ ーション・マッチング・モニタリング・アドバイスなどの付加価値を提供して、競争優位性を高めています。
まさに多様化の時代に沿ってる!
このようなデータを取れるのはプラットフォームと言われる企業です。FacebookやツイッタなどのSNS、アマゾンやGoogleなどもそうです。
彼らは多様化の時代に多様化に沿ったビジネスを展開できます。
まさにエコシステムの中心に座るがごとく周辺プレイヤーを従えながら、事業と収益の継続的な拡大を実現しているんです。
アナタも今後しっかりと多様性を理解した上でビジネスを行ってくださいね。
ファイト!