アナタがこれから学生を卒業し、社会人になってコンサルタントとして活躍していく上で必要な考え方があります。
それが「EQを高める」という事です。
今回はこの考えを深堀りしていきます。
EQって知っていますか?
IQが知能指数とすればEQは心の知能指数、言わば「人間力」のようなものですね。
EQの定義は様々ですが、ここではカリスマ性などと表現したほうがいいかもしれません。
アナタは大学の卒論が「ヤクザに学ぶ組織論」でしたね。
これはヤクザに憧れる中二病的な発想ではなくて「どのようにしてヤクザのトップは百戦錬磨の猛者をまとめ上げたのか」に対する純粋な興味だったと思います。
その卒論の対象が山口組3代目の田岡さんでした。
山口組をここまで大きくした功労者ですが、彼が山口組運営で3つの誓いを打ち出したんですね。
①組員に生業を持たせる
②信賞必罰による体制の確立
③幡随院長兵衛を目指す
①は当時のヤクザは博打やボディーガードで稼いでいたんですが、生活は不安定でした。
だから、カタギと言われる一般人としての職業を持たせて組員の生活を安定させる!と誓ったんですね。
②はシンプルに評価すべきことは評価し、罰すべきは罰するという鬼の掟を作ったんです。
③は江戸時代の任侠で田岡さんが憧れた人です。
「弱きを助け、強きを挫く」の任侠で、まさに田岡さんが目指した任侠道です。
ねずみ小僧みたいなもんかな?
当然ビジネス的側面での考察は出来ますが、本記事に即すとやはり「人間的な優しさ」を感じませんか?
これがEQであり、人間力だと思います。
他にも「欲しい」と言えば自分の装飾品も全て人にやったり豪放磊落でありながら人間力にまつわるエピソードはキリがありません。
今山口組の分裂問題が話題になっていますが、やはり多くの組員は田岡さんのようなリーダーを求めているものの、司さん(今の組長)ではなかなか人間力の問題で難しいのでしょう。
これは映画のゴッドファーザーでも同じです。(知らない人は申し訳ないですが)マイケルもビンセントもビトー・コルレオーネにはなれないのです。
ビジネスでも同じですね。
SUZUKIの創業者や堀場さんのように「オヤジ系経営者」がいますがやはり皆EQが高いように思います。
ボクはやはり冷徹なIQよりな経営者よりも人間力のあるEQよりの経営者に憧れるな。
アナタもどちらかと言えば人情派だと思います。
ボクも幡随院長兵衛になりたい。
ですからアナタもこのようなEQを高めて人間力の高いビジネスマンになってくださいね。