アナタがこれから学生を卒業し、社会人になってコンサルタントとして活躍していく上で必要な考え方があります。
それが「未来志向を持つ」という事です。
今回はこの考えを深堀りしていきます。
アナタの祖先はホモサピエンスです。
それがどうしたって?
ホモサピエンスの特徴って知っていますか?
それは虚構を信じれる事です。
虚構とは目で確かめていない不確かな事です。
映画やドラマなんかは代表的な虚構だと言えます。
文脈によっては虚構はフィクションなどと同等の意味合いかもしれない。
ホモサピエンス以外にネアンデルタール人が代表的な人類ですが実は彼らは覇権争いをしていたんです。
ホモサピエンスはネアンデルタール人よりも体も脳みそも小さいんです。
結果どうなったか。
ホモサピエンスの勝利です。
何故勝ったのか?
それがまさに「虚構、すなわちフィクションを信じる事が出来たから」です。
まず前提として戦には何が必要でしょうか?
武力などは当然そうですが、時は原始時代。
武力に差は出ません。
そうすると頭数が大事になります。
当然ながら人が増えれば増える程必要になるのは結束力です。
この結束力に虚構、すなわちフィクションがとても重要なんですね。
例えばキリスト教が広まったのもキリストが蘇ったというフィクションを信じた人が結束したからだし、アレキサンダー大王が大陸を支配したのもアレキサンダーという凄い大王がいるという虚構(その人は知らないという意味で)を信じる事で結束力が出来たからです。
だからネアンデルタール人が目に見える範囲の150人くらいしか束になれなかったけどホモサピエンスは1500人ぐらい団結できた。
だから勝ち残ったんです。
そう言う意味では虚構を信じて邁進できる力がホモサピエンスを生き残らせたんです。
これは現代社会でも大事です。
この虚構が組織を団結させるんです。
例えばルフィの「俺は海賊王になる!」は虚構です。
でもその虚構が麦わら海賊団の団結を生み、人々を凄いレベルまで到達させるんです。
史実で近い事例で言えばマルコポーロです。
彼は大航海時代の英雄でルフィに近い。
マルコポーロは「この先に黄金の国ジパングがある」といい続けて船員を鼓舞しました。
黄金の国なんてないし大胆な虚構ですが、それにより火事場の馬鹿力が出る。
これがホモサピエンスの不思議。
実はこれは企業も同じなんです。
例えば理念。
これも虚構です。
「社会を平和にする」といった理念があったとして人はこれを信じて結束力が生まれるんですよね。
確かに実現していないという意味では虚構かもしれない。
でも目指す事で近づく事が出来るんです。
虚構を信じる事が出来るってホモサピエンスに与えられたギフトだと思うんです。
虚構を信じる事が出来、それを実現すればとても幸せな事です。
だからアナタに夢があればその夢(虚構)を胸に邁進する事がとても大事。
それだけで幸せになれる。
夢に向かって走る事はランナーズハイに近い。
とっても幸せなんです。
前も言いましたけど自分の方程式はこうです。
①夢を追って夢を達成する
②夢を追って夢を達成出来ず
③夢を追わず
①が一番幸せだが、③は一番不幸、②は夢を持つだけで実現するのでもっとも現実的に幸せになれる。
自分はこのスタンスです。
だから夢に向かって走り続けてる自分には①と②しか人生のオチはない。
その時点で自分の人生が幸せだと決まってるんです。
ラッキー!
だから「今を生きる」という考えがありますが、自分にとって今を生きるってまさに「未来を生きる」事なんです。
今の自分が一番幸せなのは夢を追っている自分になることです。
夢をという虚構をバカみたいに信じて走り続ける。
これ自体が幸せな事。
これをボクは未来志向と呼んでいます。
実際に生きる信じれる虚構がない動物とかを見てると失礼ながら「なぜ生きているんだろう」と思っちゃうんです。
生きる目的がない人を見かける事がありますが、ネアンデルタール人なのかもしれない(失礼w)
だから夢という虚構をホモサピエンスらしくバカみたいに信じて走り続けてくださいね。
ファイト!