アナタがこれから学生を卒業し、社会人になってコンサルタントとして活躍していく上で必要な考え方があります。
それが「自分に矢印を向ける」という事です。
今回はこの考えを深堀りしていきます。
アナタは社会で生きていく上で多くの人と出会います。
多くの人とすれ違う中で、もしかしたらトラブルが起きるかもしれません。
でもそこで注意してほしいのが、「自分に矢印を向ける」事です。
自分に矢印とはどういう事でしょうか。
事例でお伝えします。
例えばアナタが道を歩いていて、肩がぶつかったとします。
もしかしたら相手方に対し、ぶつかった事を指摘するかもしれません。
でもこれは矢印が相手に向いています。
自分に矢印を向けるとは「自分が肩肘張って歩いてなかったか」と振り返る事です。
どんな事にも再発防止策を打つことは大事ですが、再発防止策は自分起点で行うのが一番いいです。
なぜなら、自分は変えれるけど人はそう簡単に変えれないから。
未来と自分は変えられるが過去と他人は変えられないってよく言いますよね。
まさにそれ。
他人を変えるより自分を変えた方が早い。
だから相手にぶつかった事を是正してもらうよりも自分の中で対策を打った方が再発防止策になるんです。
アナタは「闇金ウシジマくん」を知っていますか?
社会の闇を描いた素晴らしい漫画なのですが、何が凄いって人間描写です。
しかも闇で暗躍する人たちの人間描写なんですが、彼らの共通点が1つあります。
それは「周りのせいにする」事なんですね。
「自分がこうなったのは社会のせい」「自分がこうなったのは親のせい」など・・・。
完全に矢印が外に向いています。
最悪「逆恨み」というかなり「邪悪」な方に人格がゆがみます。
ソクラテスの言う魂の腐敗です。
また、福沢諭吉が「学問のススメ」で世の中で最も悪いことと説いた「怨望」(人を恨み、羨み、妬むこと)も同じ意味合いです。
ルサンチマンってやつですね。
社会や親のせいにしても何も変わらないんですよね。。
だったら自分が変わるしか無い。
今ボクの時代ではコロナという伝染病が流行っているのですが、これも同じかなと思います。
伝染病における政府の対応は非常に残念です。
結果、多くの方が政府に攻撃したりしてるんですが、正直違うかなと思います。
もう少し正確に言えば攻撃してもいいけど自分の不利益を政府のせいにしてはいけないなと思うんです。
一旦自分の中で受け止め、自分が出来る対応を行う事が正解だと思います。
冷たい言葉で言えば「政府は頼りがないから自分で解決しよう」という発想です。
政府に頼らず自分で生きる力をつける、が自分に矢印を向ける事です。
究極、政府は頼りないから自分が議員になる、が矢印を向ける事です。
そしてこの「矢印を自分に向ける」ですが、注意点があります。
「"自分のせい"にしないこと」です。
矢印を自分に向けるって言葉は実は両刃の剣です。
例えば何かトラブルが起こった時に「自分に矢印を向ける」なると多くの方は全てを"自分のせい"にします。
例えば何かトラブルがあったとしても全て「自分のせい」にしてしまう。
相手方に問題があるのにあれもこれも自分のせいにすると精神が崩壊しちゃいます。
どういう考え方をするのかと言うと「自分が原因(自分原因論)」ではなく「自分が対策(自分対策論)」という考え方です。
クレームがおこったとして、自分のせいにするのではなく、「自分が」どうすればこの事態を防げたか、を考える事ですね。
ニュアンス難しいけど伝わるかな・・・?
そうすることで再発防止策に繋がります。
そして、全ての事象を受け入れて自分が対策打つから当然ながら常に自分がアップデートされるので成長が半端ないです。
先程お伝えしたように再発防止策を相手に任せても人は変わりませんから再発防止にはならないでしょうね。
また、以前伝えたように対策を取ることで精神が安定します。
人間は原因が分からないものを恐れてきたので、やはり対策を打つと安心するんですね。
なお、この考え方は自分の哲学のトップ5に入るくらい大事なので意識してくださいね。