アナタがこれから学生を卒業し、社会人になってコンサルタントとして活躍していく上で必要な考え方があります。
それが「納得組になる」という事です。
今回はこの考えを深堀りしていきます。
アナタが社会人に入る頃は「勝ち組」という言葉が流行っていますよね。
おそらくホリエモンという方を中心とした若くして長者になった方がメディアでもてはやされている頃です。
でもね、自分が勝ち組か負け組かにはこだわらなくていいです。
どちらかというと納得組か、不満組かにこだわってください。
有名になんてならなくていいし、お金持ちになんてならなくていい。
(まあアナタの幼稚園の頃の夢は”お金持ち”ですけどね笑)
アナタは哲学が好きですが、古代から哲学者がいい続けてきたことです。
セネカ、エピクテトス、エピクロスなどが代表的ですね。
実存主義ってご存知ですか?
凄い簡単に言うといわゆる「絶対的なモノサシが実存」で「相対的なモノサシが背後」であり、実存世界にこだわるという事です。
全然簡単じゃないですね・・・笑
もう少し説明するとお金や地位や名誉という他者の評価にこだわるのではなく、自分自身の評価にこだわるって事ですかね。
勝ち組、負け組って完全に他者の評価なんですよね。
そこにこだわると正直「しんどい」ですよ。
最近の人類はSNSなどで背後世界(他者評価の世界)をアピールしあっています。
簡単に言えば常に●●大会が開かれているんです。
お金がある大会、充実している大会、パーティ楽しい大会・・・。
そんな大会に参加しなくていい。
アナタが満足すればいい、アナタが納得すればいい。
これが納得組であり、実存主義なんです。
背後世界は外界に向けての借り物のようなもので魂としての実存が大事です。(ちょっとオカルトでごめんなさい・・・)
背後世界のガンダムはどうでも良くて実存世界であるコックピットのアナタ自身が幸せかどうかです。
ガンダムは借り物でしか無い。
背後世界に取り憑かれるのは4000年人間が続けてきた失敗です。
過去の偉人も皆背後世界に食べられてしまっています。
気持ちわからんでもないけどな。
アナタはゴッホって知っていますか?
そうあの有名なゴッホ。
あんだけ有名だったけど生涯で売れた絵は1枚のみだったんです。
印象画という概念が早すぎたんでしょうね。
彼の人生をどう捉えます?
不幸な人生ですかね?
でもね。
彼は、世間に媚びずに自分が考える印象画というテーマに向き合い天寿を全うしたんです。
勝ち組ではないけど、納得組だったんじゃないかな。
絵は天賦の才だから自分の信念を捨てて相対的評価を求める生き方も出来たはず。
でもそれをしなかった。
納得を捨てて勝ち組になった方が幸せだったのかな?
たぶん意見は大きく分かれるでしょう。
でもね、ボクは納得組の方が幸せだと思います。
背後世界にこだわらず、納得組になる。
ハイゴーズ(背後世界の人間)に成り下がらないでくださいね。
中でも仕事に納得できるようになって欲しいですね。
仕事って人生の半分くらいを占めますから、お金儲けよりもやりがいを選んでほしい。
日本にもまだまだ「生きる為に働く」というプロテスタンティズム精神(禁欲的労働)の人が多すぎます。
儲けよりやりがいで仕事を選ぶ。
その考え方をしっかり身につけてほしいです。
(気が変わってお金や地位や名誉にこだわったらごめんね笑)
ファイト!